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ミスユニバース世界大会 2018 いくつかの話題

ミスユニバース世界大会 2018年が、タイ・バンコクで華々しく開催されました。

 

今年の優勝は、ミスフィリピン。Catrina Grayさん。

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Catriona Gray

 

日本代表は、加藤遊海さん。

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加藤遊海 三重県代表

 

大会では、セーラームーンの格好をする予定とのことでしたが、実際にこの衣装で出たんでしょうか。

ミスユニバースは、各国代表がその国のイメージを表す衣装を着用するのが、慣例となっています。過去には忍者の姿をした代表もいました。

 

現在の、日本の世界イメージがアニメキャラクターというのも、時代でしょうか。

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加藤遊海 セーラームーンコスプレで

 

ところでいくつか、ミスユニバース2018の話題を。

 

今回の大会はバンコクで開催されました。タイで開催されるのはこれで3回目です。

ちなみに日本で開催されたことはありません。タイがミスコンの盛んな国であることは、知る人ぞ知るといったところ。

この開催回数をみても、いかにタイでミスコンテストが盛んなのかわかります。

 

ミスの選考に関して、開催国の意向が強く働くことは、スポーツと同じ。いわばアゥエーとホームの関係になります。

それなので、過去ミスユニバースにはタイ代表が複数回選ばれています。

今回も、タイではないですが、隣国のフィリピン代表が優勝しています。

 

さて、過去タイではミスユニバースの代表に、タイ人でない人が選ばれることが多かったのです。

どういう意味かといえば、現地で「輸入ミス」と呼ばれていたので、この言葉がすべてを表しています。

つまり、タイと何か少しでも関係のある外国人を、ミスユニバース代表として選出していました。

なので、過去の代表の中には、タイに住んだことも無く、タイ語すら話せない人もいたのです。

 

それも過去のことのようで、2018年度の代表はタイ人です。

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Sophida “Ning” Kanchanarin

 

この方は、アメリカの大学を出て、銀行に勤務しているバリバリのキャリアウーマンとのこと。

 

それにしても、どうして過去にはミスユニバース・タイ代表を「輸入」しなければならなかったのか。

理由ははっきりしません。しかしそれらしい理由として、ひと昔前は、タイの若い女性に英語が話せる人がほとんどいなかったのも、一つでしょう。

 

ミスユニバース世界大会は、ほとんど英語でオペレーションが行われるので、英語が出来ないと審査員の質問に答えるのにも苦労するのです。

 

そういえば、今大会でもアメリカ代表が、ベトナム代表の女性が英語が話せないことを揶揄するような発言をして、顰蹙をかっていましたね。

 

そして、もう一つの話題。

 

今大会のスペイン代表として、トランスジェンダーの女性が出場しました。

この方。

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Angela Ponce スペイン代表

Angela Ponceさん。トランスジェンダーということは、ちょっと前までこの方は男性でした。性転換して女性になったのです。

 

タイは、このトランスジェンダーに寛容な国であることはよく知られています。

 

Miss International Queen(ミス・インターナショナル・クイーン)、トランスジェンダー女性のミスコンテストは、毎年タイで開催され、盛り上がります。

今年の様子。水着審査もちゃんとあります。

www.youtube.com

 

日本ではミスおかま、などと揶揄するような言い方もされますが、タイでは何の問題もなく受け入れられています。

 

今年の優勝は、ベトナム代表。

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いよいよ女性のイベント、ミスユニバースにもトランスジェンダー女性が進出かと、感慨深いものがあります。

しかし今回の出場も、開催国がタイで無ければ出られたかどうか。

 

トランスジェンダーに寛容な国、タイのホームであったればこそ、スペイン代表も出場できたと考えてもいいかもしれませんね。